紹興
紹興は杭州の東南67kmにある人口433万人余りのこじんまりした町で、杭州からバスで1時間ぐらいかかります。市内には川と運河が網の目のように縦横に走り、物質を輸送するジャンク、魚をとる船、珍しい昔ながらの「脚劃船」(別名烏蓬船ともいわれる苫船)など様々な船が行き交っています。東方のベニスといわれる紹興には、まだ5000余りのいろいろな風格を持った古い石橋、太鼓橋が残されています。そこで紹興は中国石橋の博物館とも言われています。今日の紹興は、紀元前6世紀後半、春秋戦国時代末に興った越王国が会稽を都としてから、発展してきた町です。1131年会稽を紹興と改名しました。昔から、陸遊、徐渭、王羲之などの文学家、画家、書道家が輩出し、歴史を秘めた様々な名所、旧跡があります。主なものに禹陵、越王台、王義之ゆかりの蘭亭と魯迅の故居などがあります。約2400年の伝統を持つ造酒では、中国十大名酒の一つに数えられている紹興酒が世界に名誉を博しています。紹興は周恩来の故郷、魯迅の故郷、そして紹興酒の故郷です。くすんだ黒瓦の屋根、崩れかけたしっくいの白壁、太鼓橋の下を足で漕ぐ「脚劃船」、また、フエルト帽をかぶって歩く老人達、なかなか文化的な香りがして、のどかな水郷風景が広がっています。
魯迅記念館
市内の東昌坊口に位置し、魯迅故居、三味書屋(魯迅の通った学校)、陳列館などの建物からなります。故居は魯迅が17歳まで暮らしたところで、部屋、台所などの外、子供時代の楽園だった百草園が残されています。魯迅が12ー17歳まで通学したのが私塾三味書屋で、当時の教室がそのままになっています、左奥の魯迅のものとされる机の上には遅刻して叱られた時彼が反省して彫った「早」の一字が残っています。
蘭亭
南西の14kmの蘭渚山の麓にあります。東晋の名書道家王羲之が知友の文人を集めて宴を開き、その時に詠んだ詩人を集めた「蘭亭集」の序を書いたところとして知られています。園内には曲水と呼ばれる渓流が流れこみ、王右軍祠や王羲之の直筆の石碑がある鵞池、彼が使った墨汁で黒く染まったと伝えられた墨華池、曲水の庭などがあります。
東湖
市の東約3kmにあり、山の中をくり抜いて石を切り出した採石場の跡で、山の中を船で遊覧することができます。断崖絶壁の中の細い水路を行くのでおっかなくて面白いです。
会稽山
市の南東部にそびえる山で、春秋時代、呉王夫差と越王勾践が戦い、「会稽の恥」「臥薪嘗胆」の故事の舞台となった山です。
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